« パソコンの調子が・・・ | トップページ | ようやく仕事始め »

2004年3月25日 (木)

桂小学校 卒業式祝辞

卒業式祝辞

本日桂小学校をご卒業される皆さん、本当におめでとうございます。また小学校入学以来六年間、わが子の成長を見守り、励まし続けてこられた保護者の皆さまにも心からお祝いを申し上げます。
 さて私も、この桂小学校を昭和46年(1971年)に卒業した皆さんの先輩ですから、そういう立場で皆さんにお話をさせていただきたいと思います。もうあれから、33年もたつんだなぁと気が遠くなるような思いもしますが、今になっても、ひとつだけ鮮明に覚えていることがあります。それは卒業文集の「将来の夢・職業」のところに何と書こうか大変迷ったことです。夢がなくて迷ったわけではありません。小さいころから空を飛ぶ職業「パイロット」になるのが夢でした。でもそのことを書いて発表するのが恥ずかしかったのです。それにどうすればパイロットになれるのかも知りません。本当に漠然とした夢だったのです。そこで「家が農家だから、農業をする。」と書きました。そしてそのことがずっと気になっていました。その後、どうすれば空を飛べるのか一生懸命に調べました。その結果海上自衛隊に入り、ヘリコプターパイロットへの道を歩むことができました。
 皆さんには、自分の夢に向かってまっすぐに進んでもらいたいのです。今小学校卒業の時点で、はっきりした夢が見つからなくても、中学校、高校と進む中で早くそういう目標を持ってもらいたいと思います。そのためには自分から進んでいろいろな体験をしたり、本、とりわけ成功した人の人生について書かれてある伝記を読んだりすることが役に立つと思います。そして目標を持ったら、これが大事なことですが、必ずそれを紙に書くようにしてください。
 それでは、なぜ目標を持つことが、そしてそれを紙に書くことが大切なのかお話しましょう。
 一般的に世の中の3%の人は、豊かに暮らしています。この豊かにというのは、経済的な意味だけではありません。自分がやりたいことを職業にしているという意味も含まれると思います。10%の人は、ある程度余裕がある生活をしています。60%の人・・・これが大多数のグループですが、やっと生活をしている・・・余裕があまりないということです。残り27%の人は、社会的に援助を受けて生活していたそうです。そして、ここが肝心なのですが、調べてみると、これらの人々に能力的な差はほとんどなかったのです。それでは何がその人たちを分けたのか・・・最初の3%の人は、「目標を紙に書いて忘れなかった」10%の人は「紙には書かないものの常に目標意識を持っていた。」60%の人は「漠然と考えていた」そして最後の27%の人は「目標なんて考えたこともなかった。」というのです。いかに目標を持つことが大切か、また紙に書くという効果がどんなに大きいかを教えてくれる調査内容です。
 もうひとつ付け加えたいことは、「できない理由を探さない」ということです。何かやりたいことが心の中にあっても、人はよく「だって・・・これこれだから無理じゃないか」「だって・・・これこれだから仕方ない」とすぐにできない理由を一生懸命探そうとします。まずは自分を信じて、「やるための理由」をいっぱい書いてみることです。そしてそれを忘れずに努力を続けることです。努力を続けなさいといわれると、「これも自分には無理だなぁ」と思うかもしれません。これはひとえに、正しい生活リズム、いい習慣を持って毎日を送れるかどうかにかかっています。毎日決まった時間に寝て、決まった時間に起きる。毎日、きちんとご飯を食べる。こんな当たり前のことから始めましょう。できたら家のお手伝いも毎日少しづつしましょう。遊ぶときはなるべく外に出て思い切り体を動かしましょう。そうしているうちに、必ず何かをしよう、そして、しないではいられなくなるはずです。小さな目標を次々とクリアしていくことによって、大きな目標への粘り強さも生まれてくるはずです。「いい習慣が、あなたに幸せをつれてやってくるのです。」
 皆さんは、この桂小学校で日本中に自慢できることをやってきました。花いっぱい運動がそうです。これは去年「国土交通大臣賞」に輝きました。今年は、長岡市花いっぱいフェアのサテライト会場の役割を地域の人たちと一緒に成功させました。来年度は、創立130周年記念の年で、さらに地域の中に花や、木を増やす計画です。先輩たちから君たちへ、そしてこんど六年生になる後輩たちへ、桂小学校の伝統は引き継がれ、さらに発展していくことでしょう。この桂小学校の卒業生であるという誇りと自信を胸に刻み、中学校でもすばらしい活躍をしてくれることを祈っています。
 最後になりましたが、本日ここに晴れの卒業生をお見送りにご参集くださった地域の皆様、いうまでもなく、私たちの子供たちは地域の宝物です。この子らが大きく成長し、この地域の担い手になってくれるにしても、世界にはばたいていくにしても、その心のよりどころはここ桂というふるさとでしょう。さらに私たちのふるさとに磨きをかけ、子供たちのすばらしい原点となるべく引き続きご尽力くださるようお願い申し上げます。
 少人数という教育上のハンディをメリットと捉え、熱心に指導いただいた先生方、大変ありがとうございました。食は健康の元。知育徳育体育の基本は「食育」と、学校給食に地場野菜を取り入れるに当たって大きな力を発揮してくださった、白幡栄養士さん、山田調理員さんにも特に謝意を表します。大橋校長先生を中心とした、すばらしい先生方に育まれた子供たちが、今日桂小学校を後にします。地域、家庭、学校の輪の中でさらにこの卒業生たちが育まれ、成長していくことを願って、私の祝辞といたします。
 
平成十六年三月二十四日
PTA会長 加藤尚登

|

« パソコンの調子が・・・ | トップページ | ようやく仕事始め »

コメント

neotoですいきなりのトラックバック失礼しました。
さっそく拝見させていただきました。
職場で見ているのに、涙でうるってしまいました。
私は出来ない理由をつけすぎていました。「紙に書く」すばらしいですね、
簡単なことだけど実に素晴らしいことだと思います。
私は以前からテニスを始めたくて、
未だにやらずじまいなんです。
仕事も福祉関係に興味があり、自分を探しているところです。
仕事はすぐすぐ結果がでるかわかりません。
でも運動、テニスに関しては即行動です!(笑)
近いうちにブログでも報告できるように頑張ります!

確かに子供は宝物です。
ウチの子もこれからいろんな困難があると思いますが、
暖かく見守ってあげたいと思います。
ありがとうございました。

投稿: neoto | 2005年3月 8日 (火) 13:19

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/24309/351931

この記事へのトラックバック一覧です: 桂小学校 卒業式祝辞:

« パソコンの調子が・・・ | トップページ | ようやく仕事始め »